連載 助産よもやも話・4
産褥熱に始まる細菌学の進歩
進 純郎
pp.573-575
発行日 2013年7月25日
Published Date 2013/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102521
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妊娠,分娩には,感染症が少なからずかかわってきます。現在ではさまざまな胎児感染が明らかになり,前期破水では感染症対策が管理・治療の重要な鍵になります。助産師主導の正期産のお産の場でも,前期破水が生じて陣痛発来が遅れると,数時間以内に医療へのバトンタッチを余儀なくされることが多々あります。
それでは今回は,この「感染症」とはどのようなものなのか,細菌学発展のルーツをたどりながらお話ししてみましょう。
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