連載 バルナバクリニック発 ぶつぶつ通信・103
危険なお産の確信犯
冨田 江里子
1
1St. Barnabas Maternity Center
pp.960-961
発行日 2012年11月25日
Published Date 2012/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102335
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その晩は忙しかった。夕方に2人も妊婦がやってきて,深夜になり2人目がそろそろ生まれそうになった辺りで,3人目,4人目と次々に陣痛の人がやってきたからだ。
2人目の妊婦・ジュリアに付き添っている時に,表でトライシクルのエンジン音が響いた。やがて待ち合い室に人の気配があり,遠慮がちに「お産ですけど…」と言う声が聞こえた。
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