--------------------
News File
pp.882-883
発行日 2012年10月25日
Published Date 2012/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102310
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
医療・周産期領域の最近の話題
赤ちゃんの「痛み」ケア取り組み2割未満
赤ちゃんに高度な治療を行なう医療施設で,治療や診断に伴う痛みを減らそうとチームで取り組んでいる施設は2割に満たないことが,広島大の小澤未緒講師らの調査でわかった。
調査では,全国の総合・地域周産期母子医療センター計367施設を対象に,部門長の医師161人と看護師長170人から回答を得た。採血や挿管など,痛みを伴う検査や治療をする際,医療チーム全体で痛みの低減に取り組んでいる,とする回答は,医師が17%,看護師が13%にとどまった。さらに処置ごとの鎮痛法の取り決めや,赤ちゃんがどのくらいの痛みを受けているか心拍数や表情などから評価する仕組みを設けていないとする回答は,いずれも半数程度を占めた。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.