海外レポート
オランダの助産師とともに夜間オンコールで自宅分娩を実体験―オランダの助産システム
大石 時子
1
1東京医療保健大学東が丘看護学部大学院高度実践助産コース
pp.866-871
発行日 2012年10月25日
Published Date 2012/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102306
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はじめに
今回,オランダの助産師とともに妊婦健診,自宅分娩,産褥家庭訪問に立ち会う機会を得,オランダの助産師活動を実体験することができたのでレポートする。
本稿は,オランダ助産師がオランダ人妊産婦とオランダ語で会話した内容を,英語で助産師が要所要所で筆者に通訳してくれた内容と,邪魔にならない程度に妊産婦と筆者が英語で会話した内容に加えて,オランダ助産師会の国際担当者であり,グループプラクティス(後述)の一員でもある助産師に聴取した内容に基づいている。オランダでは英語が第2外国語となっているので,英語でコミュニケーションをとることができた。
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