私の分娩体験記
オランダのお産,ひととおり体験記
小出 久美
pp.1026-1032
発行日 1995年12月25日
Published Date 1995/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901379
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わたしは,助産婦免許取得後,約1年間助産院に勤務したのち青年海外協力隊に参加,東マレーシアのサバ家族計画協会にて家族計画指導に従事した。その当時オランダ人の夫と知り合い,いまは,4か月になる息子と親子3人で夫の母国であるオランダ・ロッテルダムで暮らしている。
この国は助産婦活動が盛んでホーム・バースが一般的に行なわれていることは,日本の助産婦職にもよく知られていることと思う。わたしも経験豊かな助産婦に支えられての自宅出産を心から楽しみにしていたのだが,夫とわたしの体格の差(夫191cm,わたし159cm)によるのか,わたしの年齢(37歳,今回が初産)のせいか,思いがけずも入院,帝王切開術を受けることになった。
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