連載 りれー随筆・324
やっぱり私は助産師なんだなぁ
武井 美佐緒
1
1伊那中央病院
pp.1126-1127
発行日 2011年12月25日
Published Date 2011/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102069
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大学を卒業して地元の総合病院に就職し,無我夢中で仕事をした4年間。助産師になりたくて必死に勉強してきたはずなのに,ふと「私は本当に助産師になりたかったのか。他に道があったのではないか」と疑問を持ち,視野を広げたくて大学院へ。助産から離れ,日本のみならず世界に視野を広げて,さまざまな価値観に触れる機会を得ました。
病院にこもっていた頃の私には考えつかないようなアイデアをたくさん持った同級生や先輩,恩師と出会い,語り合って,アカデミックな世界にどっぷりと浸っていました。恩師との縁で,そのまま大学の助教となり,基礎看護技術を学生に教える立場となりました。学生が多くを学べる演習内容を検討したり,笑いをとるためにはどんなギャグを織り交ぜようかと悩むことが楽しい日々でした。
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