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pp.956-957
発行日 2011年10月25日
Published Date 2011/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102027
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福島の子ども36万人甲状腺検査県民全員に健康手帳
東京電力福島第一原発の事故による福島県民への放射線の影響を追う健康調査について,福島県の委員会は24日,今後の詳細な内容を決めた。震災発生時に18歳以下だった約36万人を対象に,甲状腺がん検査を生涯にわたり実施する。これだけ大規模で長期に甲状腺の影響をみる検査は例がない。全県民200万人を対象に調査記録を保存する手帳「健康管理ファイル(仮称)」も作る。
子どもは大人より放射線の影響を受けやすく,特に甲状腺がんが子どもで増えることがチェルノブイリ原発事故の調査でわかっている。放射線の影響とみられる甲状腺がんの発生は事故後4~5年からだった。
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