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pp.866-867
発行日 2011年9月25日
Published Date 2011/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102004
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エコー検査も「出生前診断」産科婦人科学会
日本産科婦人科学会は25日,妊婦や胎児の状態を調べる超音波検査について,「出生前診断」に相当すると位置づけ,検査で胎児の異常を見つけようとする際は,インフォームド・コンセントが必要などとする指針を打ち出した。
エコー検査は胎児の発育経過などを調べるため,妊婦健診ではほぼ全員に実施されている。近年は画像精度の向上により,ダウン症など一部の染色体異常の可能性もわかるようになった。しかし,医師や妊婦にエコー検査が出生前診断になるとの認識が薄く,検査後,医師から突如,異常の可能性を告げられ,妊婦が戸惑うケースが少なくない。
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