--------------------
News File
pp.626-627
発行日 2011年7月25日
Published Date 2011/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101942
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
医療・周産期領域の最近の話題
5都県23人の母乳
乳児・母体とも影響なし
厚生労働省は30日,福島第一原発の事故を受け,初めて実施した母乳に含まれる放射性物質の検査結果を発表した。授乳中の母親23人のうち7人分から微量を検出したが,「乳児,母体とも健康には影響がない量で,普段通りの生活で問題ない」としている。
4月24,25日に福島,茨城,千葉,埼玉,東京の5都県計23人から提供された母乳を調べた。母乳には暫定規制値がないが,放射性ヨウ素は,飲料水や牛乳の乳児用規制値(1kg当たり100ベクレル)を,放射性セシウムは大人まで共通の規制値(同200ベクレル)を安全性の目安とした。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.