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pp.540-541
発行日 2012年6月25日
Published Date 2012/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102215
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精子が卵子の膜を2回通過定説覆す発見
精子が卵子の周囲の膜を通過できるのは1回限りとされていた定説を覆し,少なくとも2回は通過できることを大阪大と米ハワイ大のチームがマウスで明らかにした。成果は米科学アカデミー紀要に掲載された。
卵子を取り囲む透明帯に精子が接触すると,精子の頭の先端にある袋が破れ酵素などが放出される「先体反応」が起き,透明帯を通過して受精する。定説では先体反応が起きた精子は,二度と透明帯を通過できないとされていた。
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