被災地からのレポート
日本助産師会の災害ボランティアに参加して
新福 洋子
1,2
1まんまる助産院
2聖路加看護大学看護実践開発センター博士研究員
pp.526-530
発行日 2011年6月25日
Published Date 2011/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101920
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東日本大震災が起こって3週間目の3月31日から4月6日までの1週間,日本助産師会からの派遣で,宮城県南部,亘理町の避難所に保健スタッフボランティアとして滞在しました。
首都圏や都市部が元の生活に戻っていく中,避難所の方々は,急に予想もしていなかった「被災者」となり心の整理もつかないまま,先の見通しも立たず,自身の体調不良を抱えながら,家の片付けや亡くなった方の葬式などに追われていました。そういった方々と時間を過ごし,寝食を共にし,お話をうかがったことは,何ものにもかえ難い経験でした。
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