連載 とらうべ
足の反射療法の産科的応用
吉元 昭治
1
1吉元医院
pp.93
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100657
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- 文献概要
「反射療法」とは神経学でいう反射ではなく,人間の全体がある局所に反射・投影・縮図化されているということで,たとえば胃の異常は,足の胃反射区に信号が現われ,そこを(親指で)指圧すると,その訴えがなくなります。つまり,全身とある局所は密接な関係があります。まさに「全体は局所であり,局所は全体である」といってもよいのです。
「足の反射療法」はよく単に「レフレクソロジー」といわれていますが,反射理論は実は足だけではなく,耳・手・手指・目の瞳孔・鼻・後頭部などがあり,舌診や中国医学の脈診も古くから全身を代表しているものとされています。従って,足についていうときは,単に「レフレクソロジー」ではなく,「足」という言葉を足すのが正しいわけです。
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