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京都で「第19回日本助産学会学術集会」が開かれました
本誌
pp.431
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100208
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3月19日,20日の両日,「出産・子育てを支える助産ケア:人と環境の視点から」をメインテーマとして,国立京都国際会館で第19回日本助産学会学術集会が開かれました。
学会長の宮中文子氏(京都府立医科大学医学部看護学科)は,会長講演「出産・子育てを支える助産ケア」のなかで,昨今の子ども虐待の増加と深刻化の問題にふれ,周産期のケアを充実させるという課題はもちろん,出産後,地域に戻った母親たちをサポートできるような仕組みが必要とされていることを研究の結果から示しました。そして,それを実現するための具体的な方策として,①父親の育児参加,②新生児家庭訪問の充実,③地域に根ざした経験豊富な中高年女性(祖母)の子育て支援や育児グループの支援,④地域の社会資源を有効に利用するための他職種との連携などをあげ,それを支える人と環境の視点から助産ケアを考えることが学会のテーマであることを述べました。
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