特別記事
行政における“地域薬剤師”の活動—佐久市の在宅医療・介護連携推進事業
岩下 誠
1
,
井出 光輝
1
,
大隈 康平
1
1佐久市福祉部高齢者福祉課
pp.212-217
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201836
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高齢化が急速に進む中、医療や介護に関わる費用の増加も止まりません。
その一つの原因に「残薬問題」があります。国民が年間で使用する医薬品の総額はおよそ10兆円といわれています。医療保険や高額療養費制度などを使うため支払う金額はこれより少なく見えますが、実際、国はこれだけの費用を負担しています。その中でご自宅で余っている・残っている医薬品(残薬)の金額が、年間約500億円相当発生しているとの調査結果が出ました(日本薬剤師会調べ)1)。
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