活動報告
出雲圏域における在宅療養者の低栄養改善・食支援の取り組み
内田 千寿
1
,
伊藤 恭子
2
,
橋本 久美
2
,
牧野 由美子
3
1島根県雲南保健所(元出雲保健所)
2島根県健康福祉部高齢者福祉課(元出雲保健所)
3元出雲保健所
pp.136-143
発行日 2021年2月10日
Published Date 2021/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201596
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はじめに
超高齢社会においては,栄養の問題として,「低栄養」が重要視されている。「平成28年度国民健康・栄養調査」によると,65歳以上の高齢者の17.9%,およそ6人に1人が低栄養傾向にある。高齢化率32.5%の島根県では低栄養は重要な課題であり,出雲保健所管内(1市1保健所)の出雲市においても同様である。
本稿では,保健所において地域包括ケア推進の一環として,保健師が主担当で,在宅療養者の低栄養改善・食支援の取り組みを各関係機関との協働によりモデル的に進め,方向を整理し,2020(令和2)年度から出雲市の事業として位置付けることとなった一連の経過を報告する。
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