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—東京都北区の取り組み—専管組織による受動喫煙防止対策
中田 雄平
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1東京都北区健康福祉部受動喫煙防止対策担当課
pp.501-503,544-548
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201457
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東京都北区の概要
北区は,その名のとおり東京の北部に位置し(図1),荒川を挟んで埼玉県と接する,人口35万人を超える東京都の特別区です。
区内には,桜の名所「飛鳥山公園」や荒川の水辺空間をはじめとした,緑豊かな公園や美しい自然があります。この飛鳥山公園は,2024(令和6)年に1万円札の顔となり,大河ドラマの主人公として描かれることも決まっている渋沢栄一翁が,晩年を過ごした邸宅があるなど,今注目のスポットです。まさに今が,北区の魅力を発信する絶好の機会と捉え,シティプロモーションに一層力を入れるとともに,北区の新たな魅力や価値を創造する施策に積極的に取り組んでいます。
東京都北区は,2019(令和元)年度から受動喫煙防止対策担当課を設置して,2020(令和2)年4月の健康増進法と東京都条例の全面施行に向け,制度の普及啓発や受動喫煙防止対策の取り組みを行ってきた。受動喫煙防止対策の専管組織を立ち上げて業務にあたるのは,東京都内でも北区だけ。そんな北区の2019年度の取り組みの一部を紹介したい。
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