活動報告
ハイリスク妊産婦支援が楽になる動機づけ面接活用の可能性
三瓶 舞紀子
1,2
1国立研究開発法人国立成育医療研究センター研究所社会医学研究部
2田那村内科・小児科医院
pp.704-711
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201002
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はじめに
2015(平成27)年度より開始された「すこやか親子21」の第二次計画では,「切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策」等,子育て困難や子ども虐待の発生予防や早期介入を取り組むべき課題とし,子ども虐待を起こしやすい社会的ハイリスク妊婦へ妊娠期から支援を開始することを勧めている。
一方で,社会的ハイリスク妊婦は,その認知や感情の特性から,支援者や支援そのものを拒否,中断することも多い。本稿では,英米の母子保健・子ども虐待防止領域で広く用いられている「動機づけ面接」を紹介し,日本での母子保健・予防領域での活用の可能性について述べる。
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