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『健康格差対策の進め方 効果をもたらす5つの視点』―健康日本21(第2次)の柱である健康格差対策に悩んでいる方へお勧めの1冊
尾島 俊之
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1浜松医科大学健康社会医学講座
pp.187
発行日 2017年2月10日
Published Date 2017/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200637
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「健康格差」という言葉は,健康日本21(第2次)に記載されてから,公衆衛生の現場でも普通に使われるようになりました。しかし,実際に自分のところで健康格差対策をしようと思った場合に,何をすればよいのかを悩んでいる方は多いことと思います。また,特定健診や特定保健指導の案内を出しても来てくれない無関心層に対して,どのようにアプローチすればよいのだろうかと困っている方も多いでしょう。そのような現場のみなさんにぴったりの本が出版されました。
著者も書いていますように,最初の37頁までの第1章に全体の概要が書かれていますので,忙しい方は,それを読むだけでも大枠が理解できます。要所要所に〈ポイント〉がまとめられ,また図表も多く,斜め読みもしやすくなっています。
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