連載 後輩保健師に伝えたいこと・6
「地区組織は賛同者が財産」住民とともに歩んだ保健師人生
中山 照美
1
1高松市(香川県)保健センター地域保健係
pp.666-669
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101424
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はじめに
つい先日に就職して,あっという間に30余年が過ぎ来年度に定年を迎える。いろいろな人との関わりで助けられ,楽しみを味わった。一言で言うなら,住民とともに歩んだ保健師人生と言える。
食生活改善推進協議会の結成や,住民主体で策定した健康づくり計画では,住民の力のすばらしさを知った。平成の大合併の渦のなかで複雑な心境にもなったが,「健康づくりが好き」で仕事を続ける決心をした。人口40万人の大きい市の健康づくりも,その精神は2万5000人の町と同じであると感じた。満足度の高かった保健師人生を紹介したい。
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