連載 現場で使える調査法・9
検定について
西田 茂樹
1
1国立保健医療科学院人材育成部
pp.94-97
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100676
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今回は,ある意味でみなさんが最も好きな「検定」について書いてみます。前回の「推定」に続いて,調査終了後の解析の部分のお話です。
「検定」とは
さて,またA市の中高年の例です。前回と同じようにA市の40~59歳の人は2万人いたとします。そして,同じように200人を無作為抽出で選んで健康に対する意識についての調査を実施したとします。そして回収率がやはり奇跡的に100%で,160人が健康増進に関心があると答えたとします。

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