特集 「この時代」の現任教育のすすめ
市町村合併後の人材育成のポイント
嶋津 多恵子
1
1さいたま市保健所保健総務課
pp.717-723
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100304
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さいたま市は市町村合併後,「1保健所,10区役所保健センター」体制になった。合併後の人材育成体制をどのように作り上げたのか,ポイントを見ていく。
さいたま市の概況
さいたま市は,埼玉県の南東部に位置し,東北・上越など新幹線5路線を始め,JR各線や私鉄線が結節する東日本の交通の要衝となっています。2001(平成13)年5月1日に旧浦和・大宮・与野の3市合併により誕生し,2003年4月1日には全国で13番目の政令指定都市へと移行しました。さらに2005年4月1日の旧岩槻市との合併を経て,人口は約119万人となり,さらなる発展を目指しているところです。
本市の対人保健サービスを担う部署は,表1のように,2002年度の市保健所設置,2003年度の政令指定都市移行を経て,1保健所9区役所保健センターとなりました。2005年度には,さらに岩槻市が合併し,現在,1保健所10区役所保健センターが設置されています。
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