特集2 児童虐待――家族再統合までの道のり
―保健と福祉の連携―保健師と児童福祉司,それぞれの思い
中板 育美
1
,
田上 美千佳
2
,
新村 順子
2
1国立保健医療科学院公衆衛生看護部
2東京都精神医学総合研究所
pp.938-942
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100271
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親子を前にして,保健師が考えること,児童福祉司が見ているもの。両者の目線は重なりつつ微妙にずれる。「連携図」を完成するには,もっとお互いを知る必要がありそうだ。
フォーカスグループインタビューから
家族再統合…,それは「子どもを在宅のまま虐待環境および虐待行為から守るのは困難」と判断されて保護された子どもが,再び家族のもとへ帰ることを意味します。家族再統合の試みは,まだ未成熟で途上といわざるを得ませんが,子どもの将来を考えれば,その方法や体制を整えることは緊急の課題です。
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