特集 4年制大学における看護教育
看護の専門家を育成する基礎教育—日本赤十字看護大学における看護教育
樋口 康子
1
1日本赤十字看護大学
pp.454-461
発行日 1988年8月25日
Published Date 1988/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908536
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はじめに
日本赤十字看護大学の看護カリキュラムが,どのような精神ででき,どのような学生を育てようとしているかを語るまえに,看護するとは一体何か,看護を遂行するためには一体どんなナースを育てたらよいのか,21世紀の日本の社会にはどんな能力をもった看護者が必要とされるのかを考えてみたい.
今後の高齢化社会に専門家として生きる看護者の役割は何か,そのような役割を果たさなければならないナースの教育体制はどうあるべきか.そういう本質論的な側面から,将来の看護教育のあり方として,4年制大学を考え,その看護教育カリキュラムを紹介してみたい.
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