特集 老人看護教育・その1
千葉大学看護学部付属看護実践研究指導センター老人看護研究部の研修プログラムについて
金井 和子
1
,
土屋 尚義
1
1千葉大学看護学部付属看護実践研究指導センター
pp.15-18
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907922
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総理府統計局の統計資料によると,我が国の昭和57年10月1日現在の65歳以上の老年人口は1135万人(推計)で,総人口に占める割合は9.6%である.この総人口に占める老年の構成比は高齢化社会のバロメータとして重視されている.
厚生省人口問題研究所の‘日本の将来人口新推計について’2)によれば,65歳以上の老人の割合は2000年には15.6%,2020年には21.8%になると予測され,日本は諸外国にその例をみない速さで高齢化社会を迎えようとしている.このことは今後の日本にとって,老人の健康確保の問題や社会保障の問題など広範な分野に重大な課題をもたらすものであり,医療や福祉に携わる者に対する社会の要請は,今後ますます増大していくであろう.
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