病気のある風景・11
できれば癌を知らせたい
徳永 進
pp.711-715
発行日 1980年11月25日
Published Date 1980/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907495
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消燈後の詰め所の前に,若い女性がうずくまるように座って受話器を握って泣いている.
‘おばさん,おとうさんやっぱり癌だって.手術しないといけないって.うん,来て.鳥取駅から15分歩いたところにある病院なの’
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