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筑波大学における看護教育の構想
筑波大学附属病院創設準備室
pp.6
発行日 1976年1月25日
Published Date 1976/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906949
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さまざまな論議を経て,昭和48年10月筑波大学は開学した.その後徐々にではあるが各領域の体系整備が進められている.来年(昭和51年)度には,社会一地域住民の診療施設として,また医学専門学群・医療技術短期大学部の教育および医学(療)諸系の研究の場として附属病院が開設される予定である.
病院創設準備室が発足して1年余,病院のあるべき姿について各職種間でそれぞれ検討が重ねられてきたが,開設までの期間も残り少なくなり,各職種間の話し合い,調整を開始しなければならない最終段階をむかえるに至っている,新しい国立大学附属病院における看護(部門)がどのように位置づけられるかという問題は,ただ単に筑波大学附属病院に働く看護関係者のみの問題てはなく,広く社会の—今後の我が国の看護の位置づけに大きく影響する問題ではないかと考える.このような視点に立ては,当然,現在進めている私どもの作業—看護体系作りおよびその運営は極めて責任の重い仕事であると自覚せざるを得ない.
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