特集 発足した日本看護学校協議会
開会の辞/日本看護学校協議会会則
神崎 三益
1
1日赤武蔵野女子短大学
pp.6-7
発行日 1970年2月1日
Published Date 1970/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906293
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従来から看護婦の重要性については,十分認識されておることですが,最近に至りまして,その不足が目だってまいりました。われわれ関係者の間のみならず,社会一般もこれを認識し,大きな問題として取りあげられてきたことは,皆さんご承知のとおりです。
本年度の政府予算において,その原案として,従来の看護教育に使われた総予算18億が,一躍倍加して,36億とけっして十分な額とは申せませんが,倍加したことは大きな事実です。従来は厚生省の予算は,国立関係への予算であったものが今回は一般の民間と申しますか,国立以外のものの養成にも,その運営費の一部の補助が,予算に盛られているということをききました。わたしどもの念願しておったことの芽がちょっとのぞいたという程度ですが,それだけ国民が看護婦の重要性,したがってその養成の重要性を認めたことと考えます。
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