連載 看護教育の理念を求めて
看護教育の門戸開放を
大熊 房太郎
1
1サンデー毎日編集部
pp.94-96
発行日 1967年12月1日
Published Date 1967/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905932
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卒直にいって,私にはこの欄にまともに登場できるような資格はない。医学・医療関係を担当しているとはいっても,不勉強な一介の新聞記者にすぎない私に,とても「看護教育の理念を求めて」などというむずかしい問題を正面から語れるはずはないからである。
そこで,平均的日本女性である私の家内に聞き役になってもらい,この問題について私が日ごろからなんとなく考え,感じている程度のことを,きわめて雑談的に対話形式にまとめてみたが,もとより恥多き内容のものであることは覚悟している。もし幸いに,多少でも看護教育に役立つものがふくまれているとすれば,それは“内助の功”でもあろうが,やはり怪我の功名というほかはない。
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