研究
看護教育の新しい試み 死の科学的考察—交通事故について
寺畑 喜朔
1,2
,
吉池 外志子
2
,
作井 昤子
2
1国立金沢病院研究検査科
2国立金沢病院高等看護学院
pp.60-64
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905822
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まえがき
近年,日本における経済の発達はいちじるしく,それにともなって交通量の増加は顕著なものとなってきた。従って交通事故は連日新聞紙上の一角をかならず占有していることは,あまりに明かである。全国の交通事故死の報告統計をみても,最近の10年間において5倍近くに増加しており,その原因は一般に道路が狭いことにもっとも基因しているが,それに加え,大都市では人口の集中が必然的に交通事故の多発を招いている。
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