特集 新教育制度と教育内容
文部省主催第6回助産婦・看護婦教育研究集会報告
看護婦教育制度の改善について
熊井田 鶴子
1
1聖母女子短期大学
pp.180-181
発行日 1961年4月1日
Published Date 1961/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904010
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1.教育基本法に基づく学校にする,即ち短期大学とする
a)准看の数が増加しつつある事は業務内容をはつきりさせ,高看の量的不足を准看並に看護助手との組合せによって補なわねばならないが,その為には高看に経験年数のみによって追いこされぬものを与えなければならない。全人格的教育をすることがそれを与える事になるのではないか。
b)短大の設置規準に従う為には現在あるものをそのまま存続させることは不可能である。故に県立にし各県に少くとも一校,実習病院は県より指定し,その監督の下に置く。自分の施設で雇用するものだけを自分のところで養成するという考え方は廃止すべきである。前述のような考えで行くのであれば当然教育目的も偏ったものになる。
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