特集 新教育制度と教育内容
文部省主催第6回助産婦・看護婦教育研究集会報告
助産婦・看護婦教育制度の改善案について
吉田 時子
1
1弘前大学医学部付属看護学校
pp.174-177
発行日 1961年4月1日
Published Date 1961/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904008
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現在の看護婦教育制度下では,看護教育の目的,目標を達成するのに余りにも問題が多く,しかもその中の最も重要な実習上,カリキュラム上,財政上等の諸問題の解決は,現制度下では殆ど不可能であるとの結論に達している。然し,将来,保健医療チームの一員として看護婦の使命を十分に果すことのできる基礎を作るには,十分に考慮された高い教育の実施は是非共必要なことと思われるのであるが,我が国の現状では,現制度を全く変更することは非常に困難であろうし,社会のニードの大きいことも考え,私共としては早急に出来得る範囲内で教育内容の拡充をはかることが先決であるとし,之等に対する当方の意見を次のようにまとめた。
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