グラフ
―慶應義塾大学看護医療学部が開催した市民公開講座―とっさのとき,あなたも家族を救えます
山内 慶太
1
1慶應義塾大学看護医療学部
pp.83-85
発行日 2003年2月25日
Published Date 2003/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903919
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慶應義塾大学看護医療学部では,昨年11月23日,同学部校舎において地域住民向けの市民公開講座「とっさのとき,あなたも家族を救えます―市民にできる救命救急」を開催した.これは,22日~23日の両日に慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)において総合政策学部・環境情報学部と看護医療学部等が合同で開いたオープン・リサーチ・フォーラムの一環をなすものである.他には,看護医療学部と環境情報学部が中心となって藤沢市とも協力して進めている.先端的なIT技術を用いた介護・看護・福祉の充実と高度化を目指す実証実験の「e―ケアタウンプロジェクト」に関する発表などもあった.
公開講座には定員一杯の95名の地域住民が参加した.学部長の挨拶の後,医学部救急部助教授の堀進悟氏から「市民のためのBasic Life Support(BLS)」と題する講義が行われた.講義の後には,参加者から身近な体験を踏まえての質問も出て,この問題への関心の高さがうかがわれた.次いで,看護実習室に移動して,人工呼吸,心臓マッサージなどの心肺蘇生法の実習となった.
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