連載 実践の場で生かす関係法規―看護者の主体的な行動のために・5
クーラーは贅沢品か?
柏田 芳徳
pp.756-759
発行日 1996年9月25日
Published Date 1996/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903771
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高血圧で心臓が悪く,重度の脱水症状で入院してきた79歳の男性は,病弱な妻と2人暮らしで,月額約7万円の年金収入と生活保護を受けて暮らしている.看護婦のKさんはこの患者が退院するに当たり,今後の療養のため家にクーラーを設置することを勧めたいのだが,生活保護を受けながらクーラーを保有することはできるのであろうか.
また,この患者から,将来,入院となったさいの付添介護費等に備えるため,生活保護費を節約して約80万円を貯えていると聞いたが,生活保護費からの預貯金は認められるのだろうか.
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