グラフ
希望が膨らんだ日々―あしなが育英会主催「第3回国際的な遺児の連帯をすすめる交流会」に参加して
山崎 達枝
1
,
井関 敦子
2
,
磯邉 厚子
3
1東京都立広尾病院救命救急センターICU
2大阪大学医学系研究科博士前期課程
3立命館大学社会学研究科博士前期課程
pp.1026-1029
発行日 2002年12月25日
Published Date 2002/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903322
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民間非営利団体「あしなが育英会」は,震災などで親や兄弟を亡くした子どもの心のケアや,自立を支援する民間団体である.2002年8月3日から14日に行われた「国際的な遺児の連帯をすすめる交流会」はその活動のひとつで,NY同時テロやアフガニスタン空爆により,親を亡くした遺児らを含め,世界7か国の地域の子どもたち86名が当団体主催のプログラムに集った.滞在中の健康管理のボランティアとして加わった私たちは,遺児らの想像を絶する悲しい体験に心を打たれると共に,それらを仲間と分かち合い,苦しみを乗り越えていこうとする彼らの力強い思いを肌に感じた.彼らと行動を共にしたプログラムの一部を紹介したい.
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