連載 生涯学習をめざす看護職者のために・7
学位授与機構を知っていますか?
大室 律子
1
1千葉大学看護実践研修センター
pp.1112-1115
発行日 2001年12月25日
Published Date 2001/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902663
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かつて「学位」を持っているとは博士号を取得していることだった.学問の蘊奥をきわめ,新しい知見をもたらす研究をした者に与えられる輝かしい称号だった.末は博士か大臣かという惹句が端的にそれを表している.いずれにしろ,「学位」を得るためには4年制大学に学び,さらに修士なら2年,博士ならその上3年の研鑽・研究が必要である.
この正統的なコース以外に,大学・大学院の正規の課程を経なくても個人の高等教育段階のさまざまな学習成果を評価し,「学位」を授与できる制度が発足している.今回は,この一般に比較的馴染みが薄いと思われる「大学評価・学位授与機構(以下学位授与機構)」について述べる.
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