原著
Clomid授与量および授与周期と流産率との関係について
田中 俊誠
1
,
藤本 征一郎
1
,
桜木 範明
1
,
一戸 喜兵衛
1
Toshinobu Tanaka
1
1北海道大学医学部産婦人科学教室
pp.299-301
発行日 1979年4月10日
Published Date 1979/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206029
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Kistner and Smith1)and Greenblatt2)がClomidの使用経験を発表して以来Clomidが不妊婦人,および無排卵婦人に対して果たした役割りは測りしれないほど大きい。しかし,Clomidによる排卵誘発後妊娠では流産率が高くなることが多くの研究者により報告されている3〜9)。その原因は現在全く不明である。Clomidの授与量,および授与周期数と流産率との関係について追求した報告はない。今回われわれはClomid治療回数と流産率との関係を検討した結果,興味ある知見を得たので報告する。
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