私らしく生きたい―ハワイバリアフリー体験旅行

　特定非営利活動法人「野の花ネットワーク」は，住み慣れた地域で老いても，障害があっても暮らし続けたいとの思いを支援するために，6年前から秦野市を中心に，訪問介護，ミニデイ（託老所）などのサービスを提供してきた．2000年4月の介護保険施行に合わせて，特定非営利活動法人格を99年10月に取得，12月に介護保険事業所（居宅支援・訪問介護）として神奈川県の指定を受けた．現在ケアマネージャー2名，ヘルパー33人のメンバーが，高齢者，障害者の52人の利用者のケアプラン，訪問介護の提供を行っている．

　老いても，障害があっても，私らしく生きていきたいと考え，利用者にもそうあってほしいと活動していたある日，利用者である薫さんの「私の夢はスキューバをすること，海に潜ってみたい」という話をきいた．これが今回の体験旅行のきっかけとなった．