Scramble Zone
「第4回ベトナム・チョーライ病院国際ボランティア活動」を終えて
中村 勝
1
1国際医療福祉大学保健学部看護学科
pp.58-60
発行日 2001年1月25日
Published Date 2001/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902435
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はじめに
1997年に施行された新カリキュラムのなかで“広い視野に基づいて諸外国との協力を考える機会をつくる”とのねらいが示された.看護教育の一環として国際系看護科目が広く導入されるようになり,今後,開発途上国での活動演習の実施も考えられないことではなくなってきている.しかし,講義内容の外郭は大方固まっているものの,活動演習についてはほとんど未踏の領域であり,そのための教育プログラムの開発,結果として期待できる成果などについてはこれから十分に議論を尽くしていく必要がある.
本学が毎年夏期に4か国で実施している「国際ボランティア・海外研修活動」から,今年度ベトナムで行なわれた活動の概況,参加した14名の学生から得られた感想や意見,引率教員として同行した筆者の所感と考察をあわせて報告したい.
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