調査研究
外科実習におけるクリティカル・パスの教育効果
杉﨑 一美
1
,
上本野 唱子
1
,
辻川 真弓
1
,
吉井 勢津子
1
1三重県立看護大学
pp.47-52
発行日 2000年1月25日
Published Date 2000/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902195
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はじめに
手術後の患者は容態の変化が著しいため,外科病棟で実習を行う学生は患者を総合的にとらえることが難しい状況にある.特に術後侵襲期の患者では経過の予測が困難なため,学生は看護計画の立案に時間を要し,患者の状態に看護過程がおいつかない事態が多々生じていた.
一方,クリティカル・パスは患者の入院から退院までの経過が一覧できるような1枚の用紙にまとめられており,その利点の1つとしてケアの質の向上,新人看護婦教育の点が上げられている1~6).
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