フロントライン'99 准看問題
[解説]動き出す移行教育—厚生省移行教育検討会報告書まとまる
pp.658-661
発行日 1999年7月1日
Published Date 1999/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905884
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さる4月21日,厚生省「准看護婦の移行教育に関する検討会」の報告書がまとまり,就業経験の長い准看護婦の看護婦への移行教育が実施の方向に…歩進んだ.その要旨を表1にまとめた.
ただ,移行教育の実施には保健婦助産婦看護婦法の改正が必要であり,「細部を検討し,早くても来年1月の通常国会に提出し,法改正を待つことになるので少なくとも来春からのスタートは不可能.いつから実施するかは明言できない」(小林秀資・厚生省健康政策局長)とのこと.また,制度として正式に立ちあがるまでの議論のなかで修正が加えられることもありえるが,ここでは4月21日に発表された報告書と12回にわたって行なわれた検討会の議事要旨などを参考にしながら,今回報告書にまとめられた移行教育の内容について解説したい.
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