講義ノート 新しい在宅看護論精神看護学
現場から考える在宅看護論
序
実践情報から在宅看護の特徴を知る
早川 和生
1
1大阪大学医学部保健学科地域看護学講座
pp.951
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901492
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在宅看護論が新しく看護教育カリキュラムに入ることになりました.本書は実際の教育現場において在宅看護論を教える場合の副読本として企画されています.教科書には含まれにくい具体的な問題の対処方法や有益な実践情報を,できるだけ詳しく網羅することを大切にしました.
在宅看護論が地域看護学と異なるとすれば,より臨床ケア技術の色彩が濃く出ることであろうと思われます.在宅看護論は老人看護を主体としつつも,小児看護,成人看護,精神看護など従来は種々の看護領域で扱われてきた広範な家庭とその生活の場をめぐる看護ケアの統合化と体系化をねらっているといえましょう.
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