連載 インターネットをやってみよう・7
ネットサーフィンに挑戦
山内 一史
1
1千葉大学看護学部
pp.840-843
発行日 1996年10月25日
Published Date 1996/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901471
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
WWWを使うには
テレビや雑誌でインターネットの話題が取りあげられると,必ず示されるのがNetscapeというソフトの表示画面です.NetscapeはWWWという仕組みを手軽に使用するためのソフトのうち,現在最も普及しているものです.WWWとは,さまざまなデータ同士をつなぐシステムで,とても便利なため,これがなければ,こんなにインターネットが一般に普及しなかったと言われるほど重要な仕組みです.難しい説明はさておいて,WWWに挑戦してみます.
前回,NIFTY-Serveから看護のニュースグループを読むために利用した千葉大学附属図書館の情報システム初期メニュー(図1)の中に,「lynx」という表示があります.実はこれもWWWを利用するためのソフトの1つです.しかし,このソフトにはNetscapeのようなグラフィックを表示する能力がないので,見た目の派手さはないのですが,重要な要件が文字で保存されることの多い看護のデータを扱うには,十分な性能をもっています.逆に,グラフィック部分を表示しないため,各ページの表示速度が早くなるという利点があります.ここではlynxでWWWの世界をのぞいてみましょう.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.