喫茶ロビー
COVID-19とサーフィン
稲田 邦匡
1
1勝浦整形外科クリニック
pp.1340-1340
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_1340
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- 文献概要
「サーフィン」は,東京2020オリンピックで新たに正式な競技種目となってから近年大きな注目を集めています.世界ランキング上位選手のみが参戦できるワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアーでの日本人選手の活躍や,アマチュア選手の世界戦である国際サーフィン連盟(ISA)ワールドサーフィンゲームスでの日本チームの活躍は加速しており,東京2020オリンピックでの日本人選手の活躍に大きな期待が寄せられています.また,近年サーフィンに関する多くのドキュメンタリー番組がNHKなどで放送されたりCMでサーファーが起用されるなど,サーフィンがメディアに取り上げられる機会が多くなり,日本のサーフィン競技界はこれまでにないほどのたいへんな盛り上がりをみせています.本来,小柄で身のこなしが俊敏な日本人は,体操やフィギュアスケート,スノーボードなどのようにジャンプして回転するような演技系種目は得意であり,サーフィン競技でも金メダルを獲得できるほど十分な活躍ができるはずです.さらに,日本は四方を海に囲まれて長い海岸線を有し,低気圧や台風からもたらされるうねりによる極上の波が各地でブレイクするサーフィン大国といえます.
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