海外文献にみる看護教育学研究
看護婦のセクシャリティに対する知識と態度/男子看護学生の視点からの臨床実習経験
阿部 俊子
1
1イリノイ大学シカゴ校大学院
pp.130-131
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901056
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ここで紹介する研究は看護婦のセクシャリティに対する知識と態度,そしてそれらの看護臨床への相関関係についてのものである.ここで示されている看護臨床におけるセクシャリティとは,患者とセクシャリティについて話し合うこと,特に,病院入院時に患者のセクシャルヒストリーをとる際の患者との話し合いのことを指す.知識と態度のテストThe sex Knowledge and Attitude test(SKAT)が357人の看護婦(RGNS)に対して,英国にて行なわれた.結果としては,知識と態度では相関関係はあるが,知識や態度と看護臨床の相関関係はない.これらの研究結果から,セクシャリティについての看護教育の向上の必要性が提案されている.
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