特集 質の高いケアの提供とPOS—第12回POS研究会報告
[一般演題]
開院3年目におけるPOMSの課題―3年間の経過を振り返る
篠原 孝子
1
,
稲葉 フミ子
1
,
牛久 陽子
1
,
五十嵐 喜久江
1
,
鈴木 美弥子
1
,
福田 斐子
1
,
椎名 たえ子
1
1栃木県立がんセンター看護部
pp.705-710
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900121
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はじめに
当センターは,1986年9月,検診から治療までの一貫した診療体制を備えたがんセンターとして開院した.センターの特色として,集学的医療の実施,患者中心の医療と生涯ケアの実施などがあり,この理念の具体的推進にあたり,Problem-Oriented-Medical-System(以下POMSと略す)の導入が図られた.
しかし,実施するに従い,SOAPの理解はできても実際の状況のなかで文章化がスムーズにできない.また,問題リストのとらえ方が大きすぎて観察ポイントがずれるなど,多くの問題が生じてきた.
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