授業研究
臨床実習指導における「与薬」の指導要項の効果について
小笠原 サキ子
1
,
千田 美智枝
1
1仙台市立高等看護学院
pp.45-48
発行日 1990年1月25日
Published Date 1990/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900007
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はじめに
臨床実習指導において,生命にかかわる与薬を安全に実施し,かつ最大の学習効果をあげるにはどのようにしたらよいか.この指導のあり方をめぐって,本学院でも論議がなされてきた.折しも,患者の生命に危険を及ぼすものではなかったが,学生の誤薬事故が起こったので,与薬に関する実習指導の基準を作成することが緊急を要する課題になった.しかし,寡聞にして,これらのマニュアル等の存在を知らなかったので,独自に作成することとし,1987年11月,臨床実習指導者の意見も聞いて,「与薬の指導要項」(以下,「要項」という)を作成した.
作成後1年経過した段階で,その活用状況と効果について調査をした結果,指導上の有効性が確認できた.
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