北海道看護学校施設協議会より
保健所実習指導要項を作成・検討する
pp.1-8
発行日 1971年9月25日
Published Date 1971/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906505
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ひとつの保健所に数校の看護学院から実習に出る。受け入れ側としてはひんぱんにかわる実習生の名前を覚えるだけで終わってしまい,指導内容を吟味するまでには手がまわらない。しかも,各学院がそれぞれに異なった方針を保健所に希望している。いったい保健所実習指導を教務としてはどう考えているのだろうか—こうした声はどこの保健所でも聞かれるのであるが,さて高等看護学院共通の教育内容はということになると,なかなか困難な問題がありそうである。
北海道の看護学院長,教務主任が一同に会する機会に,道の看護学院としての共通の指導要綱を作成・検討する会議がもたれました(本誌7月号既報,北海道看護学校施設協議会の研究会において)。それぞれの学院,受け入れる保健所の姿勢によって,同じ保健所実習でも大幅な差が生まれてくる。それをなくすこと,またより実り多き教育への第一歩として見のがすことのできない内容をもっているようであるが—。
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