特集2 ―看護教員として知っておきたい―今の学生とコミュニケーション
アフターコロナを見すえた授業の取り組み―デジタルネイティブ世代とICT
新田 祥子
1
1長崎県立大学看護栄養学部看護学科
pp.598-602
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201990
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はじめに
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、在宅勤務、オンライン会議など、社会における働き方やコミュニケーションツールに「オンライン」が浸透してきました。看護専門職養成の教育機関においてもオンライン授業が導入され、2年半が過ぎようとしています。私自身は、大学教員として、自身の所属している長崎県立大学(以下、本学)の看護学科におけるオンライン教育に加え、本学全体のオンライン教育の学生への支援および教員への支援を行うワーキンググループに携わってきました。
本稿では、私自身の小さな経験のなかになりますが、COVID-19をきっかけに始まったオンライン教育およびアフターコロナを見すえた今後のICT(Information and Communication Technology、情報通信技術)を活用した教育の展望について述べたいと思います。
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