特集 ティーチング・ポートフォリオで得られること
扉
pp.885
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200855
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大学教員のSD(Staff Development)義務化により,教員の評価は,論文の数など研究業績だけでなく,教育実績をも基にするものに変わろうとしています。そこで必要なのは,個々の教員がどのような教育活動を行っているかが客観的に見える指標。その代表的なものが,ティーチング・ポートフォリオです。
教育活動の総括的なリフレクションを促し,教育経験情報を集積し,根拠にもとづく表記で業績資料となるティーチング・ポートフォリオですが,実際に作成しようとすると,時間と労力がかかるため,二の足をふむ人も少なくないでしょう。しかし,その作成補助ツールであるティーチング・ポートフォリオ・チャートや短縮版であるティーチング・ステートメントを含めれば,今すぐ作成し活用することはそれほど困難ではありません。もちろん,専門学校の教員にとっても有意義なものです。
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