特集 コミュニケーション力を育む─実習前に教員としてできること
扉
pp.837
発行日 2012年10月25日
Published Date 2012/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102207
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普段の教室とは違う生きた臨床現場で行う臨地実習は,学生が講義や演習で学んできた「知識・技術」を「実践」へとつなぐための大変貴重な機会です。しかし,実習を経験した学生からは「患者さんの思いをくみとることができない」「どのような言葉をかけたらいいかわからない」などといった声が多く聞かれ,看護の知識・技術以前の問題に思い悩んでいる様子が伺えます。また,もちろんこのコミュニケーション自体も学生が学ぶべき大切な看護実践であることは言うまでもありません。
では,学生が戸惑うことなく各領域の実習を開始し,知識・技術の統合とさらなるコミュニケーション力の向上を実現するために,日々の学校生活のなかで教員はどのように働きかければよいのでしょうか。本特集では,学生にとって一大イベントである臨地実習から,その先の看護実践までを見据えて,日頃から学校で行えるさまざまなコミュニケーション教育の方法をご紹介いただきます。
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